オンライン家庭教師の仕事に興味のある方へ向けた記事です。実際にオンライン家庭教師をやってみた経験をもとに書きました。

オンライン家庭教師をやってみたいけど、まずは何をすれば良いんだろう……。
オンライン家庭教師の始め方としては、主に下記の3パターンがあります。
1.オンライン家庭教師を募集している会社(塾)に応募する。
2.オンライン家庭教師を紹介しているプラットフォームに登録する。
3.自サイトを作って生徒を募集する。
ちなみに私は上記の3つ全てをやっています。
それでは、ひとつずつ紹介していきます。
オンライン家庭教師の会社に応募
まず、一つ目の方法はオンライン家庭教師を募集している会社(塾)に応募することです。
一番安定して生徒紹介があるのがこの方法だと思います。
塾・家庭教師として有名な会社だと生徒もたくさん集まるからです。
「学生講師」「社会人講師」「プロ講師」で時給が違うところが多いです。
塾や家庭教師の経験者の方は「プロ講師」を、これから始めようという方は「学生講師」「社会人講師」としてスタートすることになると思います。
私も家庭教師の会社に「プロ講師」として認定してもらい生徒を紹介してもらっています。
生徒側も自分に合った先生を探すのは大変なので、家庭教師会社から適した講師を紹介してもらえるというメリットがあります。
登録後は特にすることはなく、生徒紹介があるまで待つのみです。
現在はオンラインで働きたい人がかなり増えているようで、「応募者多数のため募集を一時停止しています」という会社もあります。
また、登録はしたものの、あまり生徒紹介がない会社などもあるようです。
マッチングサービスに登録
二つの目の方法は、オンライン家庭教師紹介のプラットフォームに登録することです。
講師と生徒をつなぐ、いわゆるマッチングサイトです。
これらのサイトは自分で講座や授業料を決めることができるので自由度が高いです。
自分でやりたいコースがあったり、授業料を自分で決めたい方におすすめです。
基本的にはサイト内に自分のプロフィールページを作成して集客することになります。自己アピール文を書いたり、講座の詳しい紹介文を作ります。自己紹介動画を掲載する場合もあります。
コースや授業料は他の講師陣との競争になるので、魅力的な授業や適正価格などを考える必要があります。
会社側へ払う手数料は売上の30%くらいが相場のようです。(講師側は売上の70%を受け取ることになります)
自サイトで生徒募集
自分でホームページ等を作って生徒を募集するという方法もあります。
ホームページではなくFacebookやX(旧twitter)などSNSを使って集客している講師もいます。最近はYouTubeで授業動画を発信している人も増えましたね。
塾にしろマッチングサービスにしろ、仲介業者には中間マージンがあります。長い目で見れば自分で集客できるのが一番良いと思います。
とはいえ、これがなかなか難しいです。
たしかに生徒側(保護者側)の目線に立ってみれば、まずは有名な大手の会社を見てみる人が多いですよね。
自サイトの検索順位で企業と戦うのはそもそも大変です。
自分にしかできないことだったり、生徒や保護者に役立つ情報を発信していくなど継続的な努力が必要です。
まずは自分の得意な(好きな)SNSで情報発信していくのが良いと思います。
思っていた以上に大変です
実際にオンライン家庭教師をやってみた感想は、思っていた以上に大変です。
まず、登録してもいきなりたくさん生徒紹介があるわけではありません。
前述の通り、今はオンラインで働きたい人が増えているので、レッドオーシャンになっていると感じます。
たくさん教えたい方は、複数の会社やプラットフォームに登録してみるのをおすすめします。(実際にそうしている講師の方も多いようです)
オンライン講師を本業にしようとしている方は、軌道に乗るまでの生活費や、副業なども考えた方が良いかもしれません。
また、「塾でわからなかった数学の問題を教えてほしい(解答なし)」「定期考査5科目の見直しをしてほしい」など重たい案件も多いです。これに関しては「プロ講師」案件かもしれませんが。
中にはドタキャンや頻繁に日程変更の依頼をする生徒もいます。これもオンラインならではかもしれません。
時間には限りがあるので何でもOKするのではなく「できること」「できないこと」をしっかり見極めていくことも必要になってくるでしょう。
とはいえ、オンラインで仕事ができるのはメリットもたくさんあります。
塾講師や家庭教師も海外ノマドができる時代になりました。
私はフリーランスがもっと活躍できる世の中になってほしいと思っています。個人で活動している人たちのことを応援しています。
オンライン授業でも「わかりやすい」「楽しかった」と言ってもらえるのは、対面の授業と同様に嬉しいものです。
講師のみなさん、お互いがんばりましょう!
コメント